新年あけましておめでとうございます。

輝かしい年の始めを奉仕される神社の御社頭において、御家族の皆様、氏青会員の皆様、お揃いでお迎えのことと拝察をしております。平素は全国氏子青年協議会の諸活動に御理解と御協力を賜り厚く御礼を申し上げます。

 昨夏の石川県での全国大会において皆様の氏青に懸ける熱い情熱を確認し、会長としてその情熱に応えるべく、身の引き締まる思いで新たな年を迎えました。

 昨年十二月には神宮様への第六回新穀奉納行事を盛大に執り行い、本年春には第九回鎮守の森こども相撲大会を靖国神社様の御協力、御支援のもと開催いたします。いずれの行事も氏神様に奉仕させていただく私どもにしか成しえない取り組みであります。皆様が神様の御前で氏青会員としての誇りを胸に輝く笑顔のもとに参加され、それが将来に亘り続いていくよう役員一同気持ちを一つにして取り組んでまいります。

 全国には多くの若者が志を持ち、氏神様(地域)と鎮守の森(ふるさと)に奉仕をしています。その取り組みを全国に向けて発信することで、情報交換や相互に研鑽できるように全国氏青協として取り組みを進め、多くの人に氏神さまと鎮守の森を護る心を育み、伝統文化の継承と次代を担う青少年の育成に努めてまいりたいと考えています。

 全国氏子青年協議会が発足して53年、社会を取り巻く環境は大きく変化しました。氏子地域の過疎化・高齢化が進み、地域によっては氏神様の祭礼もままならない状況となっています。今こそ私たち全国氏青協が思いを一つにしてこれらの課題に全力で取り組まなければなりません。

 本年は、神社本庁が設立70周年の佳節の年を迎えられます。佳節の年に当り神社本庁の指導のもと、先の大戦の未曾有の困難を乗り越えられた先人の志を受け継ぎ、氏神様(地域)と鎮守の森(ふるさと)に奉仕する「われら氏青」の心意気を再確認し、新しい年を共に輝く年にしようではありませんか。

                                      
全国氏子青年協議会々長
 鷹 野 尚 志

新年の御挨拶